一部執集

― 怠慢と追求の巧い駆け引き ―

WINGSとPaul McCartneyソロのアルバムをひたすらに聞きながら、

いやだいやだ。

 

ちょっと普通の20代そこらの奴らは思い付かんだろう、ってヘンにカッコつけてDKにあった革製ライクなコーナーソファの一片を引っ張ってきてさ。

全く関係ないところに出費するだけして挙句今の今になって猛烈に欲しくなってきたロッキングチェアも、既に部屋にソファがあるからって何か勿体無い気して、てかそんな金ねぇし。

 

そういうわけで今の家に越してきて以来かれこれずっとそのソファ使ってるねんけど

毎年毎年、分かっててはいてもこの季節になるとこのソファにほんと失望する。

 

これが、合成皮革なのかエナメルなのかビニールなのか

とにかく熱を全く通さん素材が原因で

夏場にちょっと腰掛けただけで背中に跳ね返してくる自分自身の体温。

 

特にこう、未だにこういう季節になると思わずガキみたいにやっちゃうのがさ(爆)、

風呂上りとかにパン一でソファに飛び込むくせ。

 

学習能力に乏しい俺。

素材が素材やから部屋の冷気に当たって最初の内は氷のように表面がひんやりしてんの。

でもそれも最初の数十分で次第にひんやり効果が切れてくるってのを、

………その時はとんと忘れてるのよねーーーー、アホですよマジで(笑)

 

で、だんだんウンザリしてくる。

パン一やから素肌がモロに触れてるし

熱を一切通さんソファの表面が熱されてだんだんと(以下省略

うちわで仰いでた手を止めたあとの感覚にもなんか似ています。

 

それだけでもう、クーラーの寿命をことごとく短くしてしまう(笑)

 

なおかつ、使い込みすぎてるゆえに縫い目がそれは、もう、見るに耐えない素晴らしい(笑)ことになってやがるし

 

んで、

 

連れと話しててんけど、

「扇風機とかクーラーとかが気持ち良くなって来たらほんま夏の予感するよな。外おるときに建物ん中入った時に冷房効いてたりすると、ほんま『あー夏やなー』って感じがする」

「あー、それは…分かるわ」

「そういう季節の変わり目の何となくそわそわする、多感になるこの感じが好き」

「日本の風情感じるよな、マジで。日本にしかないからな、こういう四季をむっちゃ重んじる国」

「ほんまやで! 日本に生まれてよかったー!」

みたいな。

さっきあんな悪態ばっか付いてたけど、だから

俺は日本の嫌いな季節なんて一つもない。

どれも好き。

もれなく、夏も。

寧ろこんなん言いながら俺夏が一番お気に入りだったりするんです。

 

くたばりそうなくそ暑い夏があるから、涼しくなっていく瞬間が恋しくなる。

張り詰めるほど強烈に寒い時期があるから、徐々に気温が上がってくる時期が待ち遠しくなる。

茹だるような夏に暑さ対策でもう肌露出しまくって、全身で涼しくなるのを待ち望む

 

「ないものねだり」みたいな、べらぼうに有り体過ぎる言い方はあんましたくないけど

だから、季節は良いもんなんですよ。

やがて消え去り行くものを惜しみつつ、次の季節を楽しみに待つ

その季節にないものが、次に控えてるから

それが楽しみで仕方ない。

 

だから日本の四季は素晴らしい。

 

p.s.ーーーーーーーーーー

一番書きたかった肝心な事が完っっっっ璧に頭から消え去ってもうたから

これでちゃんとやったつもり(爆)

思い出したら、また思い出したそん時に。

あーHeineken飲みてー。