一部執集

― 怠慢と追求の巧い駆け引き ―

この間Chuck Berryの訃報があった。一度もメディア越しでさえリアルタイムで目の当たりに出来ることなくこの世から発ってしまった。そんなBerryの特集が目一杯組まれたGuitar Magazineを手に入れなかったことに今更過ぎる後悔の念を感じながら、冥福を祈りながら更新するブログ。R.I.P.

イギリスを愛してるイギリスを愛してると豪語している俺たちは

俺たちこそ

今一度、米国のRock'n'Rollのルーツについて

ギターの在り方について、考え直さんといかんのかも分からん。

 

と、先のChuck Berryの訃報を聞いて思った

 

Chuck Berryの偉大さが、BEATLES乃至KINKS、Rolling Stones、YARDBIRDSやWho等60年代英国で起きた一大ビッグウェーブの産んだ、

俺たちが影響を受けまくっているそういう所の、全てを、集結させた源になっている。

 

Chuck Berry世代じゃない俺たちは、偶然であれ必然であれ、多分殆どの確立で、

BACK TO THE FUTUREで、あの曲を知った人が多いと思う。

あのアメリカの大ヒット映画のMarty McFly演じるMichael J. FoxがES-345もって暴れ回ったあのシーンのインパクトが強烈すぎた。

俺もその一人。

そこで初めて、俺はたった3つのコードの繰り返ししか使わない曲のカッコよさを知ることになる。

 

そして、ギター好きの奴らがあの映画を一度見て以降、皆が真似した、

ド頭のあのインパクトのでかすぎるフレーズ。

絶対一度は弾きたくさせる1フレーズ。あの衝撃は凄い。

 

そんなことを考えながら、Chuck Berryを筆頭にその時代に活躍したレジェンドを聞き漁っている。

あの人と同じ時代、周りに居た偉大すぎるレジェンド。

R&RやRockabilly含め、それらのルーツになっているBluesやCountryやDoo-WopやRhythm&Bluesをやっていたミュージシャン。

 

50~60s Popular Music Culture至高。

たまらん。

最近マジでElvisとかChubby Checker、Bobby Vinton、Everly Brothers、Eddie Cochran、Gene Vincent、Ricky Nilson、Scott McKenzieとか、そんなんばっか聴いてる。

 

そいや、どうにも世間の本当の意味でギター一点張りで、ギターロックやギターミュージックに取り憑かれてる人はどうしてもギターをよく聴かす系のRock音楽に自ずと傾倒してまうみたい。

 

でも何となく俺の場合は違うような気がする。

ギターに限らず、生でアナログな楽器ってどんな楽器も好きになってまうから、っていうのもあるから

個々の楽器の演奏至上主義というより、

「聴かす」「魅せる」、

頭からケツまでの「音楽そのもの」に力のある、魅力のあるものが結局一番落ち着くし、個人的趣味でいっても、たまらん。

世間のギターフリークで昔ながらのR&Rマニアは、絶対中心にChuck Berryが居てると思う。

ギタリストでヴォーカリストだから、ギターフリークでR&Rやる人の魅力の全てがそこに凝縮されてるからやろう。

でも俺はちょっとそこは感覚が違うくて、

あくまで、「バンド」、「集合体」なんやろうな、

ギター含めた全員の音で、良い音を出す、そこに尽きる。

ミュージシャンとして誰か一人が突出してるというよりかは、「全員で一つの音、作品」っていう性格の強い音楽が良いんかも分からん。

って言いながら、純粋なRock音楽と銘打ってる物にギターソロをどうにも期待してまう辺り、やっぱ俺ギタリストやなーと思う(爆)

とまぁChuck Berryというのは、俺の中ではそういうR&Rミュージシャン像の中の一人やったりする。

Chuck Berryがギタリスト、というのは、若干違う。

Rock音楽とはギターを弾いて歌う音楽、そこにギター無くしてRock音楽は成立しない、そんな当たり前を作ったのは紛れもない事実。

しかしそんな当たり前を、当たり前にした第一人者。

色んな楽器が数ある中、そこにギターが入るだけでそれはもうRock'n'Rollになる。

「Rock'n'Roll」というジャンルを体現させたミュージシャン。

ギターを中心にRock音楽が回る、そうじゃない。

“そこにギター在って初めてRockの音楽である”

それを概念にした人。

所謂ギター弾き、ギタリスト、…………そういうのじゃないんだなー、俺の中ではな。

根本的な所でもっと凄いデカすぎる人なんやと思ってる。

 

時代が変わっていくなぁ。

 

一つの時代のミュージシャンChuck Berryよ、安らかに。

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