一部執集

― 怠慢と追求の巧い駆け引き ―

歪んだギターサウンドヲタクとしての、久々のしっかりとした苦言

ギターの歪みなんて物は 

たまたま生まれたサウンドであって

上げまくった音量に後からあくまで付随してくるものと思っている

そもそも、「音量」と「歪み」というのは、絶対的に隔絶してはならない

音量の大きさと歪み方というのは常に比例していて、故に一心同体

大音量あっての歪みである

 

だから今日におけるギターの世界、多種多様の音が作れるような時代になってから、歪みエフェクター作ってるメーカーを主に色んな機材メーカーが、歪みをやたら細分化してるけど

 

CRUNCH

OVERDRIVE

DISTORTION

「METAL」のように

 

そもそもまず「クランチ」っていう表現がスッゴい気に入らねーよな。結局何をどこを指し示して「クランチ」っつってんのか皆目理解に苦しむ。無駄に歪まん、音が潰れん分ザクザクと音の食い付き感噛み付き感が強いからってだけで、それだけで「クランチ」って名前付けてなぁ。なんて安直。考え方の安っすいのなんの。

世のギタリスト連中がよく言う所謂その「クランチ」位の歪み量が個人的に一番ストライクゾーンなだけに。好かんわー。

「オーヴァードライヴ」「ディストーション」は千歩万歩譲って言わんとしてる事は分からんでもないにせよ「メタル」なんて、もうもはや音色を表してすらないからな。「メタル」と言われてる有名な曲やバンドの代表的なギターの音を再現してるから持ってきたってやつちゃうん?どうせ。

ディストーション」の延長じゃないん。何をもってして「メタル」て言うてのか。でもどんなに歪んでいようが頑なにそれを他ならぬ「オーヴァードライヴだ」と主張する奴はするし。所謂「オーヴァードライヴ」以上の歪み量があればそれは既に紛う事なき「ディストーション」的音じゃないのか。中音域があるからどうとかないからどうとか聞いたけど、まずそんなもん、実際に音が出てくる物そのもの(アンプ)によって極めて依存するやろがぃ。機材に音色の全て任せきってんちゃうぞ。

でな、店の何かの機材紹介の動画とかでさぁ、その機材のオールマイティさ汎用性に長けてるっていう部分を強調して説明したいとき決まって「こんなヘヴィーな歪みから、こーんな歯切れの良い『クランチ』まで~○×」て(笑)

 

普通の歪みとは異なった、全く新しく別で独立して出来た物のような言い方するからなあ。

 

会話の中でも未だによくディスカッションとなる議題「ディストーションとクランチは、違う」ってやつ

 

ディストーションもまた従来の歪みから別に出来た新しく種類の違うもののような捉え方してるのがスゲー腹が立つ

 

もっと言うと「クランチ」は「オーヴァードライヴ」とも違うとかいう見解まであるんやから。

 

「(オーヴァー)ドライヴ」 って呼ぶほど歪んではないって言う、

でもクリーンではないって、

言う人は言う。

 

でも歪んでもないって、

言う人は言う。

 

ガタガタうっせーよ。

 

元を

辿れば

起源は

同じ

 

全ては、上げたアンプの音量から生まれた、「割れ」であって、

あくまでたまたま出た音。 

それを歪んでるから汚いとかあかんとかじゃなく、寧ろあえて一つの音色として使って、んで今に至るだけの話。

 

歪み系のエフェクター

一番の始まりは、アンプから出た歪みのサウンドの、言わば模倣から始まったもの。

ちょっとルーツを考えりゃまぁ無論そこに行き着く。

今売られてるハイエンドとかそこそこの値段する質系歪みエフェクターも間違いなくそう。モデルはアンプ。

もともとバカ売れした大人気エフェクターのリイシューとかやったり、ちょっとウケ狙い的なあくまで独自開発とか銘打って擦れ擦れのモロパク系やったりとかを除いては。根っこはアンプの音の模倣。

それを、大昔そこまでの歪みが今ほど得れるアンプが無かった時代、アンプがバリバリ言い出したその音に取り憑かれて更にいっぱいの歪み量を求めたミュージシャンのニーズに合わせて、アンプの歪みに+αで歪みの量を足す用として産まれた、

それが歪みエフェクターの真の姿。

 

そう考えたらあの1960年後半という時代、CREAMがおったあの時代

Farewell ConcertでCrossroads演った時の映像見てたけど

あん時のClaptonとJack Bruceのあの音はエグい。

あの時代にあの音圧あの歪みは、時代背景を考えると明らかに常軌を逸脱している。

渦巻く暴れる爆音の雨嵐。Plexi Marshall、100wMarshallのまさに驚異的音圧。

まぁClaptonのFUZZ FACEのペダルの影響もデカいとは思うけど

これこそがまこと本来の歪みの姿やなって思う

 

nico.ms

 

こんな経験はないか(まぁしょーみ俺の個人的な経験則でしかないのだが)。

 

学生時代や小さい頃、それなりのスピーカーとか買えるだけの金や余裕が無かったとき、

親から必要最低限の音楽鑑賞用として買ってもらったショルダーバッグ程のサイズの小さいCDラジカセを。

聞いてるラジオとかCDとかテープから、好みの曲が流れてきた時、調子乗って音量上げると、ある一定の音量の所で、音がビリビリ言い出す現象。

 

それですよ。

 

そういうのに、何の意味でか後々に色んな人が音割れの量ごとに

みょーちくりんな名前をそれぞれ付けて種類分けしおった。

かつての歪みとは違う、別々で既に存在してた物みたいにな。

 

音量を上げれば上げるほど、そのビリビリが激しなったことやろう。

 

そう、音の量やねんって。

 

そこに、「音量」、「VOLUME」と書いたダイヤルとは別に

「歪み」っていうダイヤルも存在したラジカセ

そんなラジカセ、一度として見たことあるか?

 

俺は、そういうことが言いたいねん。

 

ギターアンプエフェクターとて、やってることは全く同じ。

 

タワケたことを。 

どっからがクランチで、どっからがメタルやねん。教えてくれ。そこの線引きが俺にはハッキリ言って見えません。

 

歪み、これを直訳してください。

【歪み、ゆがみ、変形;distort】

 

これのケツに接尾辞付けて名詞にしただけ。

 

クリーンではない、割れ出したら、

それがどんなにひどく割れて(歪んで)いようが、少ない割れ(歪み)だろうが。

今現在のJudasのGlenn Tiptonだろうと、

Doug Aldrichだろうと、

BEATLESのGeorgeとかStonesのKeithばりのガチンガチンな割れ方だろうと、

 

結局は、音量のデカさによって起こった「歪み(distort)」でしかないのよ。

 

種類も、クソも、

 

歪みは歪みでしかない。

 

歪みは、音量。

音の量。

 

CRUNCH」も

OVERDRIVE」も

DISTORTION」も

「METAL」も、

果てはシューゲイザー的サウンドに至るまでも

 

元は、一個の歪み(distort)。でしかない。

 

大きい歪みから小さな歪みまで、クリーンではない以上、

その全ては一本の糸の上に成り立ってるものなのよ。もれなく「音量」というフィルターを通ってな。

 

その「音量」から出てる糸である歪みを断ち切って分割してるってことは

「歪みとしての、矛盾」なのよ。俺から言わすと。

 

p.s.-----------

 

余談ではあるが、

その辺の原理を重々理解してるからか、

クラシック音楽と、大なり小なり歪んだRock'n'Rollという音楽、

この両者というのは、絶対的に、「相容れない」。

んやろう。

プログレロックが存在するようにRock'n'Roll側からはクラシックを受け入れることは出来ても(Rock'n'Rollは自由だからな)、

恐らくクラシック音楽家側はRock'n'Rollという音楽スタンスに対して厚い鉄壁を設けて頑として受け入れることを許さん。テコでも無理でしょう。

何をどうしてもな。

 

それはクラシック音楽家がよく口にするこんな理論があるからに他ならないと思う。

 

「歪んでいる、それは歪んだ音。

要は【ノイズ、雑音】であって、だから音としての体を成していない

 

らしい。

 

Yngwieとの共演を受け入れた東京フィルは、よほど大らかだったのか。。。